派遣とパートではどちらで働くのが良いかについて、迷うケースがあります。これは一律でどちらが良いという事ではなく、前提となる条件によって最適な答えは変わります。
- 高時給で稼ぎたい
- 健康保険に入りたい
- 長く働きたい
という条件の場合、派遣社員として働く方がおすすめです。
基本的に派遣の方がパート・アルバイトよりも時給が高いですし、長期で働く場合健康保険などへの加入も義務づけられています。パートの場合は、保険に入れるケースはそう多くはないでしょう。
長く働きたいという条件については、一概に派遣の方が有利だとも言えませんが、全体的にはやや派遣の方が有利であると思われます。というのも、派遣もパートも正社員と違って、解雇されやすい働き方なので、切られるときは切られるからです。
派遣は3ヶ月ごとの契約更新がネッックになると言う意見もありますが、パートは即切られる可能性もあるわけです。直接雇用ですから、そのような場合に雇用主にクレームをつけることすらできないのが現実でしょう。これらを考えると、派遣の方が、他の職場に移ればよいだけなので、やや有利だとの判断です。担当者が間に入ってくれるのも派遣のポイントです。
ただし、これは担当者の質によって左右されますが。
- 同じ職場で長く働きたい
この条件の場合はパート一択です。基本的に派遣は同じ職場で3年以上働く事はできません。それ以降は正社員として契約する必要があるからです。労働組合がある場合は、手続き次第では延長も可能ですが、普通に働いている一派遣社員の立場で考えると現実的ではありません。
つまり派遣社員として同じ職場で働き続けるなら、パートの方がスムーズです。
これら以外の条件では、どちらが有利という事はないでしょう。応募したい求人がどちらで募集しているかによるのがほとんどだと思います。